どうぶつ村は人と動物が共生するためのルール作りの基盤を作り上げていきたいと考え、福岡市東区を拠点に
地域ボランティア活動やドッグランの整備を進めております。

コラム(番外編)理事長エッセイ Part4
8月の盆明け、まだまだ暑さ厳しいとある日、何気なく外を見ていると、日中せっせと二匹の犬を連れて散歩しているオジサンが目についた。自分の日課であろうか?犬の為の散歩であれば夏の日中アスファルト道路の温度がどれほどのものか…たまには犬と一緒に裸足で歩いてみろと何だか腹が立ってきた。

キャベツがこの暑さで沢山出来過ぎたらしい。生産調整の為何万トンという過去最高の量が廃棄処分されたとニュースが流れていた。JAを介して国が補償するらしい。食べ物がなくて飢えている国のことを考えるとドライにして送るなり何らかの良策はないものか?捨てられる為に生産者もキャベツを作っているはずはないのに未だに廃棄という対応のまずさに腹が立ってくる。

2年連続で北海道が夏の甲子園を制した。心から賞賛の拍手を送っていたら、例の事件が出てきた。傷害の有無は別として、部長一人を犯罪者のように扱い、顔を隠した親が不満をぶちまけるといったマスコミの取り上げ方もさることながら、高野連の『信賞必罰』の対応に今回も疑問を感じた。報告を待つという受身ではなく、高野連の人的構成からすれば、もっと教育現場に足を運び関係者の聞き取りを含め自らが調査を行う教育的配慮があっても良かろうと考える。この事件に影響され、日本の学校体育における指導者や社会スポーツ関係者が、腫れ物に触るかのように余分に気を使わなければならない指導を強いられる事を考えると、非常に残念でならない。日本中の高校野球の愛する誰もが、そして全国のスポーツ指導に関与している人々が"なるほど"と思う『大岡裁き』を高野連の皆様に今後も期待したいものである。

この暑い夏ももうすぐ終わりを告げるかのように夜の【ドッグラン】では虫の大合唱が始まりました。さながら虫たちの甲子園のように。
写真参考:Yahoo!Japan
 
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